2013年9月12日木曜日

【ルポ】科学バー 海編 vol.10「三題噺 断層・富士山の噴火・海の授業」

科学バー・海編は、今回で祝10回。
おめでたいので、ししゃもは尾頭付き!
バーカウンターの蝋燭の火に照らされ輝いています。

不動の人気を誇る、進化する「大人のポテサラ」をはじめ、
 たこのサルサヴェルデ
 干しえのきフレーク
 ししゃものスパイス焼き
 ポークのトマト煮込み
 梨のピクルス
そして、〆の欧風ビーフカレーまで、
スヌ子が腕をふるい、皆さまにご満足いただけるだけご用意しました。
もちろんお酒も、スパークリングワイン、ビール、赤ワインなど、たっぷり。

今回は、ゲストの後藤忠徳さん海の研究者
初の単著『海の授業(幻冬舎)の発売記念も兼ねて。
おめでたいことが重なったので、
これまでと少し趣向を変えてみましょうかと、
初めて“ツートップ”で臨みました。
本でも触れられている、後藤さんはいかにして
海の研究者になったのか? を割と丁寧に。
研究者ってどうやってなるんだろう?
なぜ京都で育ったのに海を研究することに? など。

「本を買って」とお願いしているわけではなく、
海底のプレートが接して押し合っている様子を説明中。

海の底は平ら? 
という海の不思議に迫る話から展開するのは、海底火山。
そしていま気になる、富士山の噴火の話へ。
週刊誌などで騒がしいですが、さて。
調べてみると、富士山の地下20キロくらいの
ところにようやく、マグマらしきものがあるけれど、
「これ、そうとう深いよね」と後藤さん。
すぐに噴火! ということは考えられなさそうです。
ただ、このデータは2004年のもの。
9年経ってどれくらい状況が変わるのか、
それはわかっていないのでした。

海はどうして青いの? 
子供に聞かれて、ドキッとしそうな質問にも、
後藤さんは本と同じく丁寧に答えます。
深さによって海の色はどう変わるの? という
参加者からの質問を受けて、話題は深海へ。
レアメタルが期待される熱水噴出孔の話、
そこへ実際に「しんかい6500」に乗り込み潜ったときの話など。
深海に眠る“お宝”の話には、とくに女性が前のめりだったような。
「深海にはまだまだ夢と未知の世界が広がっているのだ」(後藤)

途中、地震と津波の話。地震予知の話などもたっぷり。
盛り沢山な一夜となりました。

さて、こちらの科学バー・海編は、
今秋から二子玉(ニコタマ)東急セミナーBEでもオープン。
新しい駅ビル「ライズ」の最上階。
ぜひご参加ください。


(H)


Happiness is always delicious
ギャラリーキッチンKIWI

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