2012年6月6日水曜日

実山椒のあく抜き

山椒の季節になりました。
今年は高知の仁淀川山椒を箱買いです。

箱の中には500gの実山椒。これで800円ほど。
下世話な話で恐縮ですが、
あくを抜いた後の仁淀川山椒を粒で買うと50gで800円くらい。
ほぼ10倍の値がつくわけで。だから、父さん、僕は、今日一日
実山椒のあく抜きを頑張るわけで・・・。
まず大きめの枝から実をはずします。
すべて手作業。ぽろぽろ取れる実もあれば、
そうでもないものもあり、ここまでで30分ほど。
細かい枝は後で取ろうとそのままで重曹入りのお湯で煮ること8分。
2リットルのお湯に小さじ1の重曹を入れて、
5分を過ぎてからは堅さをみながら。
ワラビのあく抜きは、重曹入りのお湯で茹でても、
浸すだけでも結果、おいしく食べられましたが、
山椒は煮ないと食べられそうもありません。
実をザルにあげた後のお湯。
ほうじ茶というより、やや赤味のある濃い紅茶のような色です。
しばらく置いておきましたが色の変化はなし。
茹でた実は水にさらし、あとは一晩くらい、
水を何度も換えてあくが抜ければ食べられます。
ここで細かい枝が気になるので、とげ抜きをつかって抜くのですが、
一粒一粒なので気が遠くなるわけで。ただ、茹でた後のほうが
やわらかくなって小枝を抜きやすいことはわかりました。
水は5〜6回くらい換えても、まだ淡い緑色に。
今回はほぼ透明になるくらいまで10数回は換えたでしょうか。
あく抜き完了。まだ細かい枝は残っています。
少し減ってるはずですが、逆に目立つ気もします。
これでは50gで800円の商品にはなりません。
でも、そこは少々目をつむり、
生ではビリビリしてとても食べられなかった実山椒が、
おいしく食べられるようになったことを喜ぶことにしました。
さて、この実山椒、何に展開させましょうかね。
1年たっぷり楽しめそうです。


(H)

Happiness is always delicious
ギャラリーキッチンKIWI

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