2012年3月4日日曜日

雪の日に聴く音楽は

朝、窓のカーテンを開けると外は白銀の世界。
こういう日に聴きたくなるのが、スティーナ・ノルデンスタム、
ストックホルムの歌手です。

Stina Nordenstam 「Memories of a color」



ジャケットがとても寒々しい。
波打ち際に女性が一人。
おーい、大丈夫かあ? と後ろから声をかけたくなります。


Stina Nordenstam 「And She Closed Her Eyes」



頭痛?
やはり、大丈夫ですか? と心配になるジャケットです。


なんでも、スティーナ・ノルデンスタムは、
ライブをほとんどしないそうでスタジオ専門。
その内向的な性格が音にあらわれているので、
雪の日の室内仕事に合うのでは、と思ったりしています。


スタジオ専門と言えば、グレン・グールドを思い出しますが、
やはり室内での仕事には合うような気がします。


グッとくるジャケットの
「ゴールドベルグ変奏曲(55年モノラル盤)」が復刻されていました。



こちらは書籍、『グレン・グールドの生涯』。
この本はリブロポートから刊行されて絶版になっていましたが、
青土社から再刊されていました。



リブロポート版は、「ゴールドベルグ変奏曲(55年モノラル盤)」と
とてもよく似た雰囲気の装幀で青土社版より断然カッコいい(画像なし)。
リブロポート版は、出たときに喜んで買って(高くて厚い本なので
とても嬉しかった)、音楽関連の本では珍しく読み通せた一冊。
音楽といっても伝記なので読めたのでした。


音楽については、「これいいよ」と紹介はできても、
語る言葉を持っていないことをつくづく感じます。
「これいいよ」
「お、いいねえ」
「ね、いいでしょ!」
「……(目をとじて聴き入る)」


進歩がないなあ、どうにかしようと20代のころに手にとった本が、
『モオツァルト・無常という事』(新潮文庫)。


1ページ目で挫折しました。

刊行当時の教養がないと読めない、
と分析した友人がいましたが、その通りなんだろうと思います。

音楽を語る言葉。
欲しいもののひとつです。




過去のブログは↓コチラをご覧ください。
http://kiwi3.jugem.jp/

0 件のコメント:

コメントを投稿